公開日 2022年11月17日
壬生町のバランスシート(もう一つの家計簿)
「町の資産はどのくらいあるの?」「借入金はどの程度あるの?」「町の経営状況は?」
このような疑問に答える資料として、町ではバランスシートを作成しています。
決算書では、主に一年間の歳入と歳出の状況についてお知らせしてきました。これに対してバランスシートは、過去からの積み重ねによる町の財産等はどのくらいになるか、そのために借り入れた金額の割合はどれくらいになったか、といったことについて知ることができます。
バランスシート作成にあたって
バランスシート(貸借対照表)は、一般的に民間企業の財務状況をあらわす表ですが、これに壬生町の平成19年度普通会計決算状況を当てはめて作成しています。
数値については総務省が毎年実施している決算に係る指定統計調査である「地方財政状況調査」の昭和44年以降の数値を基本データとしています(昭和43年以前の数値は計上されていません)。
なお地方公共団体と民間企業では、その活動目的、資産のとらえ方等が大きく異なることから、民間企業のバランスシートとは単純に比較出来ない場合がありますのでご承知おきください。
資産について
有形固定資産
道路、学校、公園、ごみ処理施設など長期間にわたってサービスを提供する資産であり、取得原価主義により評価しています。
また、土地以外については、定額法により減価償却しています。
投資等
公益法人等への出資金、貸付金残高、地域福祉基金等の特定目的基金及び土地開発基金の現在高を計上しています。
流動資産
年度間の財政調整のための財政調整基金、町債の償還に充てる減債基金、歳計現金(当該年度末の歳計剰余金)、町税未収金等を計上しています。
負債について
固定負債
町の借入金である町債現在高(翌年度償還額を除く)、退職給与引当金(町職員の全員が平成19年度末に普通退職したと仮定した場合に必要になる退職手当の総額を推計)を計上しています。
流動負債
翌年度の町債元金償還予定額を計上しています。
正味資産について
国や県からの負担金・補助金や町税など返済の必要がない資産で、「資産の部」から「負債の部」を差し引いたものになります。
国県支出金
有形固定資産の形成に充てられた国県支出金の累計額(土地以外の有形固定資産については、当該資産の減価償却に併せて償却)を計上しています。
一般財源
資産と負債の差である正味資産から国・県支出金を差し引いた額を計上しています。
バランスシート(平成15~19年度)