公開日 2024年09月09日
更新日 2024年09月09日
災害時のペット対応
全国各地で地震や異常気象による災害が多発しています。
ペットを飼っているご家庭では、ペットとの同行避難をご検討ください。
同行避難とは
同行避難とは、飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することであり、避難所で人とペットが同一の空間で居住することではありません。
ほかの避難者が動物アレルギーをお持ちの可能性もあるため、ペットは居住スペースとは別の指定されたスペースに避難します。
(リード、ケージまたはキャリーバック、フード等を持ってきていただくようお願いします)
受け入れ可能な動物
犬や猫、その他小動物(小鳥、ウサギ、ハムスターなど)のみ可能です。
※犬については、狂犬病の予防接種を受けている犬に限ります。
狂犬病予防注射を受けていることを確認できるものをご持参ください。
また、避難者や他のペットの安全管理のため、ケージがないペットは受入れ不可となりますのでご注意ください。
避難所でのペットの飼育ルールについて
・ペットと同行避難した飼い主は、全員でペットの飼育管理を行うこと
・各避難所が定めたルールに従い、飼い主が責任をもって「えさやり」「清掃」「糞尿の処理」等を行ってください。
・あらかじめペットの防災用品(キャリーバッグやケージ、リード、えさ、水、食器、トイレ用品、動物の常備薬、ワクチン接種歴がわかるもの、ペット用のおもちゃ)を準備のうえ、必ずご持参ください。
・運動やブラッシングは、必ず屋外で行っていただきます。
・避難所を退所する際には、飼い主が責任をもって飼育スペースの清掃及び現状復旧等を行ってから退所いただきます。
災害に備えたペット対策
避難生活は通常の環境とは大きく異なるため、ペットにとっても大きなストレスとなる可能性があります。
そこで、避難に必要な用具等を準備しておくことや、普段からしつけや健康管理をしておくことで、そのストレスを軽減させることができます。
〇飼い主さんが平常時にできること
ペットのしつけと健康管理
●犬の場合
・「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
・ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
・不必要に吠えないしつけを行う。
・人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならないよう、慣らしておく。
・決められた場所で排泄ができる。
・狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。
・犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う。
・不妊・去勢手術を行う。
●猫の場合
・ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
・人やほかの動物を怖がらないよう慣らしておく。
・決められた場所で排泄ができる。
・各種ワクチン接種を行う。
・寄生虫の予防、駆除を行う。
・不妊・去勢手術を行う。
迷子にならないための対策
災害発生時には、ペットとはぐれてしまう場合もあるため、首輪や迷子札、マイクロチップ等を装着し、所有者を明示しておく必要があります。また、犬の場合は、同行避難の際に必要となるため、鑑札・狂犬病予防注射済票を飼い犬に装着させましょう。
ペット用の避難用品や備蓄品の確保
壬生町では、避難者や他のペットの安全管理のため、ケージがないペットは同行避難時に受入れ不可となります。安全に避難できるように、リードやケージ、キャリーバック等の避難用品および、ペットの避難に必要な物資の備蓄を行い、一緒に持ち出せるようにしましょう。
●常備品と飼い主やペットの情報
・療法食、薬
・フード、水
・予備の首輪、リード
・食器
・ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)
・飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先、預かり先などの情報
・ペットの写真(携帯電話に画像を保存することも有効)
・ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
●ペット用品
・ケージ、キャリーバック
・ペットシーツ
・排泄物の処理用具
・トイレ用品(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)
・タオル、ブラシ
・おもちゃ
・洗濯ネット(猫の場合) など